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全日本剣道連盟設立60周年記念 第58回全日本東西対抗剣道大会の「みどころ」を掲載しました。

問われる八段陣の真価

本大会は全国を東西に二分し、心技ともに円熟した一流剣士が、格の高い剣技の範を示すとともに、世に剣道の認識を高めようとするものである。

選手の年齢と段位の幅は、33歳以下の六段から65歳以下範士八段までの35人制で行われる。

最近の試合成績は、第54回大会以来4年連続して西軍が勝利を収め、いわば西高東低の様相を呈している。特に一昨年・昨年と2年連続して東軍が中盤戦まで有利に進めながらも、八段戦に入って逆転負けを喫するという不甲斐ない結果に終わった。今年は必然、東軍八段陣の真価が問われる大会となる。

第58回目となる本大会も選手の顔ぶれを見るかぎり、実力のほどは東西拮抗し、接戦となること必至の形勢である。

見どころとなる試合をピックアップすると、六段戦では高添―大重、七段戦では溝口―佐藤、近本―山本、菊地―竹中、石原―馬場、か。はつらつと若手の本領を発揮した戦いを展開してほしい。

八段戦は、金田―平野、湯澤―松本、寺地―内濱、香田―山中、谷―石川、加治屋―大城戸、畠山―永松ほか好取組が続く。いずれも覇権をかけて争った時代を乗り越え、量質転換をなし遂げた剣技を披露する。

そして本大会の掉尾(とうび)を飾る範士の対戦は、副将の金木―二子石と大将の遠藤―俣木である。「剣理に通暁、成熟し、識見卓越、かつ、人格徳操高潔」と謳われる範士の端正で高雅な風姿をとくと味わいたい。

また女子の部は、東西両者互角と見るが、中堅の新里―杉本、副将の村山―有島がポイントとなる。また本年5月、イタリア・ノヴァラで行われた第15回世界剣道選手権大会に出場した川越と日本女子選手団のコーチを務めた田中の存在が西軍に重みを加えている。

剣窓編集小委員会委員 真砂 威

この記事は、月刊「剣窓」平成24年9月号に掲載されたものです。

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